4月の Urushi Café は、加飾の工程について。
漆工芸品には、文様や図柄で様々に装飾が施されているものがあります。
加飾の技法も、長い間に種々に発展してきました。
漆工芸の加飾技法は、接着力があり、乾くのに時間がかかるという漆の特性を生かしたもの。
たくさんの技法がありますが、大きくいくつかに分けてみることができます。
漆のみで絵を描いて仕上げる漆絵。
蒔絵のいろいろ。
金属や貝、卵の殻などを貼って作るもの。
何層も塗リ重ねた漆を彫って仕上げるもの。
木地を彫って作るもの。
変わり塗りなど、塗りの技法による加飾。
塗りまで終わってから加飾に入るものが大部分ですが、
途中段階からのもの、塗りの一種としての加飾などもあります。
まずそれぞれのおおまかな技法について、
画像や実物を見ながらお話ししました。