(photo by msgallery)
しばらくお休みしているうちにすっかり冬の気候になり、
エムズカフェにもガスストーブが登場していました。
今年も秋が短かったように思いますが、本格的な寒さが来るのも遅い気がします。
間があいたので、おおまかな漆器・漆工芸品の制作工程をもう一度。
それから、まず木地(素地)の工程についてです。
漆が塗られる素地には、主に木が使われますが、その他にもいろいろなものがあります。
どんなものがあり、どんな風に作られ、どう使われるものなのか。
木地については、板物・挽き物・曲げ物などと分けられますが、
それらの作り方と特色、作られる器物の種類など。
それから、また工程の話からは少し離れますが、
先日五島美術館で展覧会の開かれていた「存星」について。
以前 Urushi Café でもお話ししたことがある、
少し独特な呼び名である存星。
存星の展覧会というのは、とても珍しいと思いますが、
どういうものが存星と呼ばれてきたのか、その変遷をたどった展覧会で、
見応えのあるものでした。
(エムズのオーナー本山さんも、ちょうどご覧になって来たそうです。)
この日は、エムズギャラリーで個展を開催中の塩鶴るりこさんも、
早く来て Urushi Café に参加して下さいました。
お使いの漆器のお話や、お持ちの、鮫皮に漆塗りしたものを一部に使った珍しい革財布など、
楽しいお話もいろいろして下さいました。