5月の Urushi Café は、漆の性質と種類について。
漆の基本的な性質と、植物として、工芸材料としての漆の種類についてです。
漆は、漆の樹液から作られています。
とろりとした液体ですが、高温多湿の環境で乾く=硬化するという、
ちょっと不思議な性質を持っています。
耐熱・耐酸性などがあり、塗料として優れた性質を持ちますが、
接着力も強く、接着剤として使われてもいました。
そんな漆の性質を生かして、様々な技法が発達し、
漆器や漆工芸品が作られてきました。
アジア各地で自生する漆の木ですが、すべて同じものなのか。
漆工芸に使われる漆としては、どんな種類が作られていて、
どう違い、どう使い分けるのか。
少しだけ実物もお見せしました。
この日のカフェは、差し入れの「小梅日記」をお供に。
食べ納めになってしまったのでしょうか、寂しいですね。