うるしとは?
漆(うるし)はハゼ科のウルシノキ(漆の木)の樹液を加工した、天然の樹脂塗料です。
最初は接着剤として使われ、防腐剤にもなってミイラなどの布を巻く際にも使用されました。日本の漆器の歴史は約6000年。装飾用に塗料として発展し、日本独特の手法・技術が生み出され、日本の伝統工芸として現代に受け継がれています。
うるしの魅力
漆は英語で japanese lacquer と呼ばれ、漆器は japan ware、または japan と呼ばれています。伝統工芸としてまさに日本を代表するのが漆なのです。
その黒く輝く独特の光沢から、語源は「麗し(うるわし)」「潤し(うるおし)」ではないかと言われている漆。しっとりとした輝きが日々の生活を潤してくれるのでしょうか、毎日食卓で使うお椀やお箸に始まり、お茶道具、インテリア、アクセサリー、絵画やオブジェ等のアートなど、様々なシーンで漆は日本人の生活の中に溶け込んでいます。
自然環境の破壊が問題になり、エコロジーな生活を心がける人が増えてきている現在、天然素材から作られ、直しては長く使える漆製品はナチュラル・ライフを楽しむ自然派の人達の間で密かな人気を集めています。
もっと知りたい・漆
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